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理事長挨拶

 
 
 
 
理 事 長  川 口 廣 祥 
 
 
 
 
 
 
 
 
  当組合は、1971年(昭和46年)に創立され、2021年(令和3年)に50周年を迎えることができました。これも偏に、当組合の事業活動に対する組合員の皆さまのご理解、ご尽力並びに関係団体他多くの皆さまのご指導、ご支援の賜物であり、改めまして厚くお礼申し上げます。
 顧みますと、昭和40年代は我が国の高度経済成長のさなかにあり、トラック輸送は物流の主役としてますます重要な役割を担うようになっておりました。その反面、目覚ましく進展するモータリゼーションの一方で、交通事故の多発と高額な賠償金負担の問題に直面することになり、特に私どもトラック業界は、交通事故が起きた場合の高額な賠償金が懸念され、損害保険会社との自動車保険の引き受けが不調に終わる等の状況でありました。その結果、私どもは、企業防衛・業界防衛の観点に立ち、相互扶助の精神のもと交通共済協同組合の創立に至りました。当時、当組合の創立及び発展の基盤づくりにご尽力下さいました諸先輩方のご努力に対して、心から敬意を表する次第です。
 以降、皆さまのご支援、お力添えにより年々発展を続けてまいり、福岡から佐賀、大分、長崎へと事業区域を拡大し、1984年(昭和59年)には「九州トラック交通共済協同組合」へと改称、規模的にも創立当時300社でありました組合員数は、本年3月末現在で825社まで伸展しております。
 また、当初は対人共済のみであった共済種目も、対物、車両、搭乗者へと補償範囲を拡大、さらには自賠責共済事業への参入、近年では夜間・休日の事故受付・初動対応やロードサービスの導入等サービスの充実を図り、組合員の皆さまのご要望に応えてまいりました。
 この先においても、自動車の自動運転化等交通環境が大きく様変わりすることが想定される中で、我々を取り巻く環境変化に柔軟に対応し、お客さまの安心・安全に資する最高品質のサービスの提供を目指してまいります。
 私ども役職員一同は、相互扶助の精神を基本に、きめこまかなサービスと各種事故防止対策を強力に推進し、組合員の皆さまの「お役に立つトラック共済」として一層の努力を致す所存でありますので、皆さま方におかれましては、尚一層のご指導、ご鞭撻そしてお力添えを賜りますようお願い申し上げます。


2022年6月吉日

 
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